その実力と若くしての活躍で世界的にも注目されている卓球選手の張本智和選手。。
東京五輪の男子団体で銅メダルを獲得した時には、多くの人に感動を与えてくれましたね!
2018年1月に行われた全日本卓球選手権大会の男子シングルス・ジュニアの部で初優勝、一般の部でも史上最年少記録となる14歳208日での優勝を飾りブレイクしました。
5月には最年少記録で世界ランクトップ10に、12月にはまたも最年少記録で世界ランクトップ5に名前を連ねたのも記憶に新しいです。
どんどん史上最年少記録を作っていく張本智和選手について、東京五輪で代表監督を務めた倉嶋洋介氏は、「世界王者に育てないといけない選手」と語ったことがあり、オリンピックでの日本勢初個人での金メダル獲得が期待されています。
そんな張本智和選手の実力のワケには努力はもちろんですが、家族のDNAがあるようです。
どんな環境の元育ったのでしょうか。
そこで今回は、張本智和選手の実家・家族について調査しましたのでまとめていきます。
張本智和選手の父親はどんな人?国籍は?
この投稿をInstagramで見る
張本智和選手の父親の名前は、張本宇(はりもと う)さんです。
プロフィール
- 名前: 張本宇(ちょう う/はりもと う)
- 出身地: 中国・四川省
- 職業: 元卓球選手、卓球コーチ
父親は、1970年に中国で生まれました。
国籍について、注目が集まっていますが、中国出身であるものの、現在は、張本智和選手と妹の張本美和選手と共に日本に帰化し、日本国籍を取得しています。
そして、男子ジュニア日本代表コーチを務めています。
父親も現役引退するまでは中国でプロ卓球選手として活動しており、元々は海外でいろいろな経験を積んだ後中国に戻り、プロチームの指導者になろうと考えていたそうです。
父親が初来日したのは1993年のことですが、その後もイタリアやカタールで活動されています。
父のプライベートでは、1998年に再来日し、仙台を拠点に活動するようになった半年後、結婚をされたそう。
もちろん中国から指導者のオファーが届いたものの、父親は日本の子供達に卓球を教えるのが楽しく、張本智和選手が生まれたのをきっかけに日本語が流暢ではなかったものの、日本での生活を決断しました。
そして、父親、張本智和選手、張本美和選手が帰化したのには理由があります。
張本智和選手が小学4年生の時のこと、全日本選手権・一般の部の出場資格に日本国籍が必要だと明らかになったからです。
最初、父親は中国で指導者になろうとしていたことから決断をためらっていましたが、日本卓球界からの推薦があったことや、東京五輪で金メダルを取りたいという張本智和選手の思いを尊重して帰化を決断しました。
父親は帰化について、
「帰化した直後は複雑な感情もありましたが、今は日本人として日本代表になった息子をサポートすることにまったく迷いはありません。」
引用:NumberWeb
と語っており、張本智和選手のサポートに全力を注いでいます。
また、日本で子供を育てることについて、日本の文化に合わせるように父親は心がけてきたと語っていました。
「試合に負けたとき、人目もはばからずに号泣するのでなだめるのが大変でした。それが良いか悪いかではなく、私たちはただ、智和が日本の環境に適応できるように育ててきただけなんです」
引用:NumberWeb
度々来日していたとはいえ、日本の文化に合わせて子供を育てるのは大変だったことでしょう。
現在は張本智和選手と張本美和選手のサポートも、指導者としての仕事もしないといけないので多忙だとは思いますが、父親が帰化を決断できたからこそ、子供2人は日本代表として卓球をできていると言っても過言ではありません。
張本智和選手の母親はどんな人?中国でも名の知れた一流選手だった!?
この投稿をInstagramで見る
張本智和選手の母親は、張凌(はりもと りん)さんという名前で、同じく卓球選手でした。
プロフィール
- 名前: 張凌(ちょう りん/はりもと りん)
- 出身地: 中国・四川省
- 職業: 元卓球選手、卓球コーチ
母親は、1973年に中国で生まれ、1994年に全中国選手権の女子ダブルスで準優勝し、さらに1995年には世界卓球選手権の中国代表として出場しているという実力者です。
ちなみに母親は小学1年生から卓球を始めているものの、中国ではかなり始めるのが遅い方だったそうです。
張本智和選手は2歳から卓球を始めていたものの、小学校卒業まで1日2時間以上の練習はしたことがないと明かされているため、短期間で順応する力は母親譲りなのでしょう。
1996年に現役引退後、マレーシアで代表コーチや監督を務め、指導者としての実績を積んでいきました。
現在は、夫婦で立ち上げた張本卓球場でコーチを務めています。
意外にも、母親は子供達に卓球で生きていかなくていいと考えていたそうで、勉強をさせるように努めてきました。
母親は中国代表として活躍できたものの、厳しい指導からアスリートの道を諦める仲間の姿を見てきたため、
「いつか選手ではなくなるのですから」
「アスリートはいつケガをするかわからないし、トップまでいくのも大変ですから」
引用:Yahoo!JAPAN
とかなり冷静。
また、母親は大学に行きたくても進学できなかったということもあり、張本智和選手には勉強も大事にしてほしいと考えているそうです。
張本智和選手がドイツで試合をした際も、試合の結果には全く興味を示さず、「今日は勉強した?」と聞くほど。
張本智和選手は文武両道でも知られていますが、母親の親心がしっかり伝わったことで卓球と勉強共に一流な選手に育てられたのでしょうね。
張本智和選手の妹も卓球選手!兄弟揃って金メダルを持って帰ってきたことも!
この投稿をInstagramで見る
張本智和選手には妹が1人おり、女子卓球日本代表としても活躍経験がある張本美和選手です。
張本美和選手の年齢は、張本智和選手の5歳下です。
パリ五輪では、兄妹揃って日本代表に選ばれたことで話題を呼びました。
妹の張本美和選手は、パリ五輪で女子団体の一員として試合に出場し、銀メダルを獲得。
張本美和選手は、張本智和選手の負けん気の強さ、絶対に勝ちたいという思いがプレーに表れているところを尊敬していると語りました。
先に卓球界で活躍する兄の姿を見ていたからこそ、張本美和選手のモチベーションアップにつながっていたのかもしれませんね。
2024年10月、兄妹揃って快挙を成し遂げたことでも話題となりました。
なんと、アジア選手権に出場した張本智和選手は男子シングルスで金メダル、張本美和選手は女子団体で金メダルを獲得したのです。
両方とも日本勢としては50年ぶりの快挙でしたね!
アジア選手権で張本美和選手は、女子シングルス・女子ダブルスでは銀メダルを獲得しており、張本兄妹の実力を世界に知らしめる形となったのです。
張本美和選手は、今後についてロサンゼルス五輪で女子シングルスの代表として出場するのが夢だと語っていましたよ。
ロサンゼルス五輪に出場し、兄妹揃ってメダルを持って帰って来る姿を心待ちにしたいですね!
まとめ:張本智和選手の実家家族は全員卓球経験あり!両親は指導者で妹は現役卓球選手!
では、今回のまとめです。
実家家族構成:両親と妹1人の4人家族
父親について:現在仙台で卓球教室を開きながら、男子ジュニア日本代表コーチを務めています。父親は中国で現役卓球選手として活躍し、日本、カタール、イタリアでもプレーしていました。
国籍は?:日本
両親は、結婚して日本で暮らし始めてからも中国人として生活していましたが、張本智和選手が全日本選手権・一般の部の出場資格を得るためには、日本国籍である必要があったため、父親・張本智和選手、張本美和選手は帰化しました。
帰化に対して最初は違和感があったものの、現在は張本智和選手の夢を応援し、日本の子供達に卓球を指導するため、帰化してよかったと感じているようです。
母親について:現役時代、全中国選手権女子ダブルスで準優勝、世界選手権に出場した経験があるほどのエリートでしたが、厳しい指導で夢破れる仲間たちを見てきたことから、子供に卓球をやらせたいとは思っていませんでした。
現在も張本智和選手について卓球よりも勉強について心配しており、海外遠征の際も試合結果は気にならずに、勉強をしたか聞くほどです。
母親は「いつかは選手ではなくなる」という現実的な考えから、子供に対して勉強するよう勧めています。
きょうだいについて:妹が1人。
張本智和選手の妹は、同じく五輪出場の経験がある張本美和選手です。
張本美和選手は兄の負けん気の強さが表れたプレーを心から尊敬しているそうで、先に活躍する兄の姿はとても頼もしかったことでしょう。
両親は、息子の将来を考え、日本への移住を決断しました。
この移住がなければ、現在の「日本を代表する卓球選手・張本智和」は誕生していなかったかもしれませんね。
両親の献身的な支えと応援が合ってこそ、張本兄妹の活躍があるのだと思います。
これからも、張本兄妹の活躍する姿が見たいですね。応援しています!
最後までご覧いただきありがとうございました。