バスケットボール選手

岡田優介選手は現役プロバスケ選手で公認会計士!なぜ?

2024-25シーズンをもって引退を発表した香川ファイブアローズの岡田優介選手。


出典:X

きれいなシュートフォームと頭脳的なプレー、冷静な判断力などが魅力で、まだまだ現役選手として見ていたかっただけに残念に思うファンの方も多いのではないでしょうか。

2023-24シーズン終了後、アルティーリ千葉を退団し移籍先がまだ決まっていなかった時期に、岡田優介選手がSNS上で自身のプレーについて分析し、まだプレーヤーとしていかに活躍できるか、率直な「もう少しプレーしたい」という想いを表現していた投稿がとても印象的でした。

その後、香川ファイブアローズへの入団が決まり、プレーを見ることが出来たのはファンにとってはとても嬉しいことでしたよね。

現役プロバスケット選手でありながら公認会計士の資格を持ち、経営者としての顔も持つ岡田優介選手はどんな選手なのでしょうか?そのお人柄をまとめてみたいと思います!

この記事でわかること

  • 岡田優介選手は現役Bリーガ―ながら公認会計士!
  • 岡田優介選手はバスケチームの経営者!
  • 岡田優介選手のプロフィール

それでは順に見ていきましょう!

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なぜ岡田優介選手は現役Bリーガ―ながら公認会計士なの?

もともと英語と数学が得意だったという岡田優介選手は、練習がきついことで有名な青山学院大学のバスケ部でしたが、「せっかく大学に入ったのなら勉強をしないともったいない」という気持ちもあり、熱心に勉学に励んでいたそうです。

青山学院大学国際政治経済学部では、特に経済学の授業に惹かれたという岡田優介選手。

大学3年時には卒業に必要な単位を取得してしまい、次の目標として資格取得を目指し、予備校の通信講座で会計士の勉強に励みます。

2009年トヨタ自動車アルバルク時代に公認会計士試験の短答式試験に合格、2010年には公認会計士試験に合格をします。

現役のスポーツ選手が公認会計士に合格するというのは、あまり例がなく、とてもすごいことですよね。

「心の底から、よしという気持ちになった。自分の番号か、何十回も確かめた」

引用:日本経済新聞

合格した当時の岡田優介選手のコメントからは、喜びの様子がうかがい知れますよね。

2011年には新日本有限責任監査法人に非常勤として勤務。トヨタ自動車では嘱託業務委託契約し、バスケ選手をメインとしつつも合間をぬって会計士としての実務経験を積んでいきました。

公認会計士を選んだ理由には、企業経営などを通して世界を広げたいという気持ちがあったからだそうです。次の項目では、岡田優介選手の経営者としての姿に迫ってみたいと思います。

岡田優介選手はバスケチームの経営者!

2012年には青山学院大学バスケ部時代の同期と、「バスケ好きな人が集まれる場所をつくりたい」という思いから、渋谷のスポーツバー「Pizza&Sports DIME」のオーナーを務めていました。6年半愛されていたお店は2019年に残念ながら閉店してしまいましたが、今のバスケ人気にもつながる大きな一歩だったのではないでしょうか。

2013年には、日本バスケットボール選手会の初代会長に就任し、公認会計士としての知識や経営者の目線などもわかる岡田優介選手ならではの視点は、とても貴重なものだったのだろうと思います。

2014年3月には、芸人の大西ライオンさん、麒麟の田村裕さんとともに、共同オーナーとして渋谷区をホームタウンとする3x3チーム「DIME」(現 TOKYO DIME)を設立


出典:TOKYO DIME公式サイト

世界初の3×3プロリーグ「3×3.EXE PREMIER」に初年度より参戦し、初代グランドチャンピオンを獲得。「世界一の3×3チームになること」、「オリンピック選手を輩出すること」を掲げています。

岡田優介選手は、選手の育成、キャリア支援など、今までも携わってきていましたが、引退後は選手として費やしていた時間をオーナーとしての仕事に費やしていくことになるのだと思うと、今後の展開がさらに楽しみになりますよね。

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岡田優介選手のプロフィール


出典:香川ファイブアローズ公式サイト

岡田 優介(おかだ ゆうすけ)
生年月日:1984年9月17日
出身地:東京都新宿区
身長/体重:185cm/ 80 kg
ポジション:SG

【出身校/在籍チーム】
中学:新宿区立牛込第二中学校
高校:土浦日本大学高等学校
大学:青山学院大学
2007年~2014年:トヨタ自動車アルバルク(現 アルバルク東京)
2014年:つくばロボッツ(現 茨城ロボッツ)
2015年:広島ドラゴンフライズ
2015年~2016年:千葉ジェッツ
2016年~2020年:京都ハンナリーズ
2020年~2021年:アースフレンズ東京Z
2021年~2024年:アルティーリ千葉
2024年~2025年:香川ファイブアローズ

小学校5年の時にバスケを始め、中学から本格的に取り組むようになったという岡田優介選手。中学時代は全国経験はないものの、個人としてはジュニアオールスターに選出されています。

高校は強豪校 土浦日本大学高等学校へ進学。「関東で一番練習がきつい」と言われていた土浦日大では、高校2年時のウィンターカップでチームは4位となり、大会ベスト5に、高校3年時のインターハイでは3位になり、得点王、3ポイント王になります。

大学は青山学院大学へ進学。岡田優介選手が高校1年生の頃の青学は、関東大学選手権、関東大学1部リーグ、インカレを制して、3冠を達成する強豪校でしたが、その後低迷期があり、岡田優介選手が入学した際には2部に所属していました。

1年目は昇格を逃すものの、新人戦で優勝、自身は新人王を獲得するなど活躍が光ります。2年目には1部に昇格し、3年目には関東大学リーグ戦で優勝し、優秀選手賞を受賞、インカレも準優勝、最終学年ではインカレ4位、優秀選手賞と3ポイント王を受賞するなど、常にトッププレイヤーとして活躍してきました。

大学卒業後は、トヨタ自動車アルバルクへ加入。その後も広島ドラゴンフライズ、京都ハンナリーズ、アルティーリ千葉など多くのチームを渡り歩き、日本代表としても活躍するなど、バスケ界において大きな功績を残しました。

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まとめ

今回は、プロバスケ選手でありながら、経営者、公認会計士として実務経験も積んでいる岡田優介選手についてまとめてみました。

引退はとても寂しいことですが、飲食店経営や公認会計士、バスケチームオーナーなど、多才な活躍を見せる岡田優介選手が、今後どのような活躍をしてゆくのか期待していきたいですね!