
Bリーグの解説やコラムなどでバスケファンにもお馴染みの石崎巧さん。
名門 北陸高校、東海大学、東芝、琉球ゴールデンキングス、などで活躍してきました。わかりやすくもユーモア溢れる解説や、その知識の豊富さや視点の鋭さ、グイグイと惹きつけられる文章力などから引退後も多くのファンを楽しませてくれていますよね。
そんな石崎巧さんは、セカンドキャリアのひとつとして、名古屋でコーヒー店に勤めていると言われています。
プロバスケ選手がコーヒーの道へ進むという話はあまり耳にしないため、興味がわきますよね。今回は、そんな石崎巧さんのセカンドキャリアについて、そして経歴と魅力についてまとめてみたいと思います!
この記事でわかること
- 石崎巧さんは名古屋のコーヒー屋で働いている?
- 石崎巧さんのセカンドキャリア
- 石崎巧さんの経歴
それでは順番に見ていきましょう。
石崎巧さんのコーヒー屋はどこ?
石崎巧さんがバリスタとして働いているお店はどこなのでしょうか?
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2021年9月のInstagramに、このような投稿があり、9月28日から勤務をしているようです。
コーヒー豆の焙煎工房
note coffee roasters
愛知県名古屋市千種区楠元町2丁目32-1
2022年5月には店頭で石崎巧さんと遭遇した方の投稿もありました。
お店のInstagramの更新などから、現在も勤務しているのかはわかりませんでしたが、後述の「Basketball and Beans」というWEBの連載では「バリスタ」と紹介されているので、現在もコーヒー店に勤務しているのではないかと考えられます。
2019年9月のコラムでは「狂ったようにコーヒーを飲み散らかしている」と表現していた石崎巧さんですが、以前からコーヒーを飲んでいたわけではなかったそうです。
食後にコーヒーか紅茶を提供してもらえる場合はお水を選んでいたというので、驚きですよね。コーヒーを飲みながら過ごす豊かな時間や空間が、石崎巧さんの気持ちを変えたのかもしれませんね。
石崎巧さんのセカンドキャリア
コラムを書き始めたのは、琉球ゴールデンキングスに在籍した現役時代という石崎巧さん。本人自ら「コラムを書きたい」とBASKET SPIRITSの編集者に伝えたと言います。
解説者として、落ち着きの中にもユーモアのある解説がお馴染みですが、石崎巧さん本人としては、当初は感覚を掴むのに困惑していた部分もあったようです。
そのことがわかるエピソードとして、2023年の沖縄ワールドカップでの解説時のことをご本人がコラムに書いていました。
ただのカフェアルバイトが世界大会の一端を担うわけです。
とんでもないことですよ、これは。
引用:BASKET SPIRIT
ワールドカップの中継にともに出演したタレントの副島淳さんに対しては、プレーヤーとして関わった学生時代のことをいじりつつも、「もうすっかりその道での実力者になっている」と感じたといいます。
同じくプレーヤーゲストとして出演した、当時琉球ゴールデンキングスの牧隼人選手(現 大阪エヴェッサ)に対しては、「現場を生きる人間のまっすぐな直観」と称しながら、選手としての目線がおぼろげになってきている自身の感覚を実感し、
自分があんまりなりたくはなかったタイプの解説者像にじりじりと近づき始めているのかもしれないな
引用:BASKET SPIRIT
と表現していました。
コラムから溢れる空気感、言葉選び、文章の流れなどから、その文才などは明らかでありながらも、周りの人と比べ、戸惑っていた時期があることに驚きも感じますよね。
バスケットに関する解説や、プレーに関するコラムではなく、バスケット選手、元バスケット選手の日常の出来事、思っていることが楽しめ、純粋に石崎巧さんの魅力が溢れている素敵なコラムで、「スピリッツWEBコラム大賞」も受賞しました。こちらのコラムは、2021年6月に31回をもって最終回を迎えました。
また、現在は「バスケットボールニュース2for1」が運営するバスケメディア最大の会員制コミュニティにて、コーヒーを飲みながらバスケットボールについて語りつくすロッカールーム限定企画「Basketball and Beans」という連載もしており、石崎巧さんの動画なども楽しむことが出来そうです。
筆者が初めて石崎巧さんの文才に魅了されたのは、落語家 春風亭一之輔師匠とのXのやり取りを目にしたことがきっかけでした。
だいたい機嫌悪い顔してますが、ホントに機嫌悪い時は少ないです。あの時はホントに悪かったです。落語のことは普段あまり考えてません。すいません。ありがとうございました。 https://t.co/hGD3XWCZDI
— 春風亭 一之輔 (@ichinosuke111) July 30, 2019
当時、石崎巧さんがコラムを書いていることを知らず、現役時代、寡黙でクレバーな選手というイメージだっただけに、衝撃を受けたことを覚えています。
落語に精通していることにも驚き、バスケ選手がコラムを書いていることにも驚き、そのコラムがユーモアに溢れていて面白く、ついつい読み進んでしまうこと、そして、Xでは一之輔師匠からの反応もあったことなど、どれもが新鮮な驚きでした。
とはいえ、以前から石崎巧さんをよく知る人にとっては、あまりプロスポーツ選手がたどることのない道を進む石崎巧さんに対し、それほど驚くこともなかったようです。
それはご家族も同じだったようで、石崎巧さんの母親 幾世さんは、ドイツリーグでの活躍もあり、日本代表でも活躍していた息子が引退後にコーヒーの道へ進んだことに対し「あまり驚きはしなかった」と言います。その理由は、自分のやりたいと思ったことについては、筋道を立ててきちんと説明をしてくれるからだそうです。
わかりやすい説明や、筋道を立てた話しぶりというのは、指導者としても優れた才能ともいえそうですよね。きっとどんな道へ進んでも、石崎巧さんの魅力が輝くのでしょうね。
石崎巧さんのキャリアを振り返り!
出典:BASKETCOUNT
石崎 巧(いしざき たくみ)
生年月日 1984年7月6日
出身地 福井県福井市
身長/体重 188 cm/85 kg
ポジション PG,SG
【出身校/在籍チーム】
高校 北陸高校
大学 東海大学
2007年〜2010年 東芝
2010年〜2011年 島根スサノオマジック
2011年〜2013年 ケムニッツ99ers(ドイツ2部リーグ)
2013年〜2014年 BGルートヴィヒスブルグ(ドイツ1部リーグ)
2014年〜2017年 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
2017年〜2021年 琉球ゴールデンキングス
母親はピアノ教師であり、ミニバスの監督でもあったという石崎巧さんは、4歳上の兄がバスケをしていたこともあり、小学校1年からバスケを始めます。
バスケを始める前は、幼稚園の頃から10年程ピアノも習っており、現役時代にはピアノを購入して弾いていたこともあるといいます。多彩な才能ぶりがうかがい知れますよね。
高校は地元 福井県の強豪校 北陸高校へ進学。3年時にインターハイで優勝。ウィンターカップでは洛南高校に僅差で敗れたものの準優勝を果たします。
大学は東海大学へ進学。当時の東海大学は2部でしたが、石崎巧さんをはじめ、竹内譲次選手(大阪エヴェッサ)や内海慎吾さん(元京都ハンナリーズ)らの学年が1年時から主力選手として活躍し、インカレ2連覇及びオールジャパンベスト4、1部昇格と輝かしい功績を残します。
2007年に東芝へ入社し、ルーキーシーズンから活躍を見せ、日本代表にも選出されます。東芝退社後はドイツリーグへ挑戦し、日本人初のドイツトップリーグプレーヤーとなるなど、活躍の場を広げます。
帰国後は、三菱電機や島根スサノオマジック、琉球ゴールデンキングスなどでも活躍をし、2021年に引退を発表しました。


まとめ:【石崎巧の現在】勤務と噂のコーヒー店はどこ?驚きのセカンドキャリア
今回は、プロバスケ選手引退後にバリスタとしての道を歩み始めた石崎巧さんについてまとめてみました。
バスケットでの功績ももちろんのことながら、引退後、解説者としてだけでなく、執筆やバリスタなど、多くの才能でファンを楽しませてくれていますよね。今後の活躍も楽しみですね!