
毎年恒例となった風物詩、Bリーグ各チームのマスコット人気投票、MASCOT OF THE YEAR。第8回となった2024-25シーズン一際目を引いたのが、第7位に輝いた越谷アルファーズのアルファマン。公式も「大快挙」というように、その順位に驚いた方も多いのではないでしょうか?
サンリオのキャラクターがMASCOT OF THE YEARのナビゲーターとして登場することからもわかるように、かわいらしいキャラクターが多いBリーグのマスコットの中で、その筋肉隆々の人間味あふれる容姿は異色でもあります。
出典:サンリオ
そんなアルファマンがB1昇格早々ベストテン入り!その人気ぶりに驚かされます。
今回は、アルファマンは何者なのか?越谷アルファーズの歴史とともに紐解いていきたいと思います!
この記事でわかること
- アルファマンって何者?
- アルファマンのマスコットオブザイヤーの歴代の順位は?
- 越谷アルファーズの歴史は?
それでは見ていきましょう!
アルファマンの中の人の正体は?何者?
アルファマンは2019年9月に「越谷バスケを守るため」に誕生しました。
「元SBA(Space Basketball Association)所属のスター選手」という肩書きで、宇宙から地球に向けて2019-20シーズン開幕前に移動中であることが、越谷アルファーズの公式サイトで2019年9月26日に発表されています。
初お披露目は、2019年11月2日(土)越谷市立総合体育館面アリーナでの《Ohana Corporation Presents》越谷アルファーズ2019-20シーズンホームゲーム『越谷アルファーズvs.茨城ロボッツ』戦となりました。
出典:X
名前:ALPHAMAN(籠球戦士アルファマン)
過去の在籍チーム:Space Basketball Association
身長:170㎝
ポジション:SPG(SUPER POINT GUARD)
中の人は誰?
結論から言うと――
アルファマンの中の人の正体は、公式には明かされていません。
…まあ、当然といえば当然ですよね。
夢を壊しちゃいけませんから。
でも!ファンとしてはやっぱり気になるところ。
私の経験では、試合会場でアルファマンを見たとき、ただの着ぐるみでは絶対にできない俊敏な動きに「これは運動神経バツグンな人が入ってるな…」と感じました。
あの筋肉の付き方、瞬発力、子どもと一緒に走り回るスタミナ。きっと元アスリート、もしくはバスケ経験者なんじゃないかと予想しています。
実際にSNSでも「中の人、絶対鍛えてる」「プロ並みに動ける」と話題になっています。
つまり、正体は不明ですが――
運動神経のいい男性である可能性が高い というのが、多くのファンの一致した見解のようです。素晴らしい身体能力やムキムキとした体つきから、運動神経のいい男性なのではないか?と考えられます。
誰かが助かるアルファマン定点カメラです#アルファマン#越谷アルファーズ pic.twitter.com/yXvLncRadC
— ゆざめ@毎日ログイン (@yzmfilm) January 20, 2025
出典:X
さらに、保育園での人気も高く、幅広いファン層も今回のランキングアップにつながったのかもしれませんね。子供と一緒に走り回っているアルファマンの姿はとても微笑ましいですよね!
アルファマンのマスコットオブザイヤーの歴代の順位は?
初参加となった2019-20シーズンからの順位を見てみましょう。
出典:X
2019-21 31位(初参加/参加チーム数33)
2020-21 32位(参加チーム数34)
2021-22 36位(参加チーム数42)
2022-23 28位(参加チーム数46)
2023-24 22位(参加チーム数49)
2024-25 7位(参加チーム数50)
出典:X
年々参加チームも増える中で、2022-23シーズンからジワジワとランクアップし、今年はまさかの?!ベスト10入りという大躍進です。群馬クレインサンダーズの辻直人選手もアルファマンに魅了されたひとりで、「1番おもろいのは絶対アルファマン。」とSNSで発言しており、他のマスコットとの違和感と、独自のキャラを貫く姿勢、機敏な動きに釘付けになっていたようです。
マスコットオブザイヤーとは
男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」各チームのマスコットたちによる祭典。2024-25シーズンは、B1・B2・B3リーグから過去最多となる50体のマスコット(商標登録されているもののみ)が参加しました。
出典:Bリーグ公式サイト
歴代トップ5
2017-18
1位:ジャンボくん(千葉ジェッツ)
2位:ルーク(アルバルク東京)
3位:ゴーディー(琉球ゴールデンキングス)
2018-19
1位:ジャンボくん(千葉ジェッツ)
2位:サンディ(サンロッカーズ渋谷)
3位:ルーク(アルバルク東京)
2019-20
1位:ジャンボくん(千葉ジェッツ)
2位:ブレッキー(宇都宮ブレックス)
3位:ロウル(川崎ブレイブサンダース)
2020-21
1位:ブレッキー(宇都宮ブレックス)
2位:ロウル(川崎ブレイブサンダース)
3位:サンディ(サンロッカーズ渋谷)
2021-22
1位:ロウル(川崎ブレイブサンダース)
2位:ブレッキー(宇都宮ブレックス)
3位:サンディ(サンロッカーズ渋谷)
2022-23
1位:ロウル(川崎ブレイブサンダース)
2位:ブレッキー(宇都宮ブレックス)
3位:ルーク(アルバルク東京)
2023-24
1位:ルーク(アルバルク東京)
2位:ロウル(川崎ブレイブサンダース)
3位:ジャンボくん(千葉ジェッツ)
2024-25
?位:ジャンボくん(千葉ジェッツ)
?位:ブレッキー(宇都宮ブレックス)
?位:ロウル(川崎ブレイブサンダース)
過去のマスコットオブザイヤーのベスト3に入ったキュートなぬいぐるみ系のマスコットを振り返ると、アルファマンの異色ぶりがわかりますよね。では、なぜアルファマンは上位になったのでしょうか?
出典:X
越谷アルファーズといえば、春日部駅〜蒲生駅など、東武線沿線でのチラシ配りによるPR活動がとても印象的です。
チームスタッフのみならず、スタメン選手やヘッドコーチまでもが駅に立ち、チラシを配布しながら試合会場へ足を運んでもらおうと活動している姿は、きっと地域の皆さんにとって身近な応援したくなるチームとして心に残るのではないでしょうか。
【㊗️7位】
お出迎えアルファマン開場から「ありがとう」チラシを配りながら皆さまをお出迎え🌹
たくさんの「おめでとう」の声にアルファマンもウキウキです!#Bリーグマスコット #アルファマン pic.twitter.com/ydso5EgWef— 越谷アルファーズ (@KoshigayaAlphas) April 5, 2025
アルファマン自身の努力、そしてチームスタッフの努力が実を結んだ7位という成績。表情が見えないのに、ウキウキしていることが伝わってくるアルファマンに 、お祝いの言葉を伝えたくなりますよね。


越谷アルファーズの歴史は?
大塚商会バスケットボール部を母体とした越谷アルファーズ。2006年にBリーグの前身となるJBL2撤退を決めていた大塚商会アルファーズは、会員資格を栃木ブレックス(現 宇都宮ブレックス)へ譲渡します。大塚商会アルファーズ自体は関東実業団に戻り、関東実業団リーグ6部から昇格を続け、2011年には2部優勝。2012年にJBL2へ参加、2016年からはB3リーグへ参加、2023-24シーズンにはクラブ史上初となるB1昇格を成し遂げました。
深いつながりを持つ越谷アルファーズと宇都宮ブレックスのBリーグでの初対戦には多くのブースターが来場しました。下部リーグから這い上がってきた歴史や精神が、丁寧なPR活動にも表れている気がしますよね。
出典:X
また、越谷アルファーズといえば、度々メディアでも取り上げられる人気グッズ「ネギバンバン」が有名です。
埼玉の名産 ネギをモチーフにした応援グッズは、その見た目のユニークさから人気を集め、今ではチームの名物グッズとなりました。親しみのわくグッズも応援に彩りを添えますよね!
まとめ
今回はBリーグマスコットオブザイヤーで7位という大快挙を遂げた越谷アルファーズのマスコット、アルファマンについてまとめてみました。
近年注目度がますます高まっているBリーグ。各チームのマスコットにもぜひ注目してみてくださいね!